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【うすくち読書感想文】ぜんぶ、すてれば 中野善壽(よしひさ)著

どうもー きーでございます。

ブックオフに売る前に、うすくち読書感想文を一席。

今回の本

タイトル:「ぜんぶ、すてれば」売れてます。表紙のデザインがシンプルだけどインパクトがあってかっこいいです。

著者:中野善壽(よしひさ)氏すいません、はじめお名前、読めませんでした。

価格:1,500円(税別)ハードカバーでよくある金額ですね。今回も中古で激安で買いました。そして売ります。

まず立ち読みした時の感想

買う前に本屋さんで立ち読みしたのですが、断捨離の本と間違えて買いました。

なぜなら、たまたま開いたページが断捨離的な内容だったからです。

とくに52~61、64~77ページ。見出しに「○○を捨てる」が入っています。例:・執着を捨てる・本を捨てる・服はいつでも捨てる・過去の残像を捨てるなど

断捨離発案者のやましたひでこさんのマインドとそっくりです。でも、このマインドを日々実践して、ビジネスに応用できている人は少ない気がする。やっぱり成功者は違うなあ。

ざっくりした本の内容

1.自分語りが嫌いな著者が出した異例の一冊2.過去はすべて捨てて、次の目標に進む生き方3.空っぽから生み出す、0→1のビジネススタイル

買ってちゃんと読んだ感想

基本的に、ビジネス成功者の潔いマインドや体験談でした。・髪型も定期的に変えて、同じことを繰り返さない。・旅先で服を買って、すぐ捨てる。・本は新刊を買って、読んだらすぐ売る。・次の就職先を決めずに、会社を辞める。など

真似できそうでできない、一貫した生き方を紹介。

かっこいいと思う。と同時に私が中野さんの妻やパートナーだとしたら、向上が見られなければ簡単に切り捨てられるだろうなと想像した。

ブッダが家族を捨てたみたいに。

緊張感のある日常に耐えられずに、私から去ってしまうかも。


個人的ハイライト

本書の中に、いくつか寄稿文が出てきます。そのなかでしびれた文章がありました。

中野氏の息子さんの寄稿文(156ページ)です。以下、本文抜粋。

「父は本質以外を削ぎ落すのが得意です。逆に言えば、複雑な状態のまま事柄を決定するのは難しいと思います。

つまり、父は「なんでもできる人」ではない。ある意味で潔く、自分の弱点を認め、できることの最大化に集中している。

もう少し事前に熟考し、過剰なスピード重視とトレードオフになっているものに目を向ければ、もっと良くなるのでは?家族としての話を含めて(笑)。」

本書の要点をずばりと言い当てている。

大物にここまで本音をぶつけられるのも、子供だからできるのかもしれない。

かっこいい俺、かっこいい上司、かっこいいビジネスマンをご本人や部下、友人が語っているなか、ストレートな指摘があってほっとした。