LOVE TOKYO

日々の生活で実際に使って良かったものを紹介してます。

抹茶椀を日常遣いする。物を使って本来の価値を生かそう!

久しぶりに引っ越しをした。確実に使うものと、使えそうなのだけを段ボールに詰めて持ってきた。

その中に母親が大事にしすぎて使ってない茶器が入っていた。新しい食器棚が届かなかったので、はじめの1ヶ月は本棚の上に抹茶のお椀と茶筅(ちゃせん)を飾っていた。

f:id:moonshiny:20231031102551j:image

f:id:moonshiny:20231031102603j:image

そのうち、ちゃせんのカビ臭さが気になったので捨てた。アマゾンで探したら、ピンからキリまでの金額で売ってた。カビを体に入れるよりも新しいものを必要な時に買い直せばいいと思う。一説によれば、がんの原因はカビのようだし。

 

飾ったままだとほこりも溜まるし、同じ景色を見てても飽きるので、母の代わりに私が日常遣いすることにした。

母が生きてる頃、数える程度だが、2人でお茶会ごっこをして楽しんだ。私は泡だった暖かい抹茶が好きな子供だった。抹茶椀に少量の抹茶の粉とお湯を注いで、ちゃせんでぐるぐると泡立てて飲むお抹茶は格別だった。

 

大人になってやってみたが、それほど抹茶が好きじゃなくなっていた。カテキンが強すぎるのか、日ごろのコーヒーの飲み過ぎが理由かわからないが、胃が痛くなったので飲むのをやめた。

 

尊敬する断捨離の、やましたひでこ先生も著書の中で紹介されていたが、茶器を日常遣いすることをお勧めされていた。私もそれにならって、カフェオレボールとして使ったり、ご飯や味噌汁を入れて日常遣いしている。たまにキウイフルーツを入れてスプーンでくりぬい食べている。

 

 

抹茶椀は、飲み口も開く深いので使い勝手が良い。

気に入らない柄の抹茶茶碗には、コーヒーの粉の出がらしをいれて、玄関や下駄箱に置いている。無料で消臭剤が作れるのだ。

もともと捨てるものを再利用できるなんて最高だ。

 

白洲次郎の奥様も生きてる間に高級な食器を日常遣いされていることで有名だ。無論、大金持ちだから庶民と感覚はかけ離れているかもしれないが、「使ってこそ物の価値が生きる」との考えは、大いに賛同できる。