どうもです。
ブックオフに売る前に読書感想文を書きました。
今回は
フランス人の女性作家、ドミニック•ローホーさんが書いた
「捨てる贅沢、物を減らすと心はもっと豊かになる」
です。
初版は2019年11月25日、コロナウイルスが日本に蔓延する数ヶ月前ですね。
中古やすい!私が売った本だったりして。
断捨離のやましたさんの理論と酷似した内容
私が尊敬する断捨離と言う概念を作ったやましたひでこさんの本よりもずっと後に発刊されたものですが、以前やましたさんが出版された本の内容と酷似していました。
同業の本が気になるのか、リサーチされているのでしょうか?それとも奇跡的に内容がかぶってしまったのかもしれません。
ちなみに、こちらがやましたひでこさんが過去に出版された本です。
2015/11/20出版。ドミニクさんより4年も早く出版されています。
あれ?しかもタイトルのアイデアもいただいてる?
ドミニクさんの今回紹介する本のタイトルは「捨てる贅沢 物を減らすと、心はもっと豊かになる」。
ドミニクさんは、フランスに在住されているので、どなたか日本人からやましたさんの本をアイディアとして紹介されたのでしょうかね??
本の要点は、断捨離と支出を減らす事でした。(やっぱり)
後はフランス人の大好きな蚤の市で物々交換したり、古いものをリサイクルする発想が書かれています。
また、意外にもドミニクさんは、極限まで物を減らしていくミニマリストを嫌っているようです。
何もなさすぎる空間は味気なさ過ぎると考えているようです。
ドミニクさんが憧れる日本の生活様式
一部のフランス人が日本の侘び寂び(ワビサビ)を愛しているように、ドミニクさんも昔の日本人の生活スタイルに憧れているようでした。第二次世界大戦前後くらいまでの日本人は、畳6畳で全ての生活が完結できるスタイルでした。もちろん一般庶民だと思います。
寝る場所と食べる場所が同じなので、起きたら布団を押し入れに入れて、折りたたみ式のちゃぶ台を出して食事をします。部屋が狭いので、 余分にものがあると身動き取れないから、前とミニマリストな生活をしていたようです。
ベッドと椅子の生活に馴染んだ現代の日本人とは だいぶ異なる生活様式ですね。今日日、ちょんまげや芸者の格好した日本人が、 日常的に街を歩いていると、勘違いしている外国人はいないと思いますが、それに匹敵するような憧れにも感じました。
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
でも、日本人さえ忘れてしまっている日本の良さにフランス人の方がSpotlight当ててくださるのはありがたい限りです。
こういう形で、日本の良さを逆輸入してくださったドミニックさんに感謝です。
シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう (講談社+α文庫)
やましたひでこさんの本を熟読している人はこの本が好きだと思います。
私は表面的な片付け方法ではなく、論理的に物を減らす利点を伝えてくれる作者が好きなので、読んだ後は俄然、断捨離のモチベーションが上がります。
ひょっとしたらこの作者もやました先生の本を読み漁っているのかもしれませんね。