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薄口、読書感想文/大人の断捨離手帖 やましたひでこ

今回の薄口読書感想文でご紹介する本は、

「断捨離」と言う、新しい片付けの概念を発明された、やましたひでこさん著書「大人の断捨離手帖」です。

 

 

 

 

「こんまり」こと、 近藤麻理恵さんの「ときめきの片付け術」では飽き足らず、もっと根本から部屋が生まれ変わるような片付け方法を探していた年末に訪れたブックオフで、偶然こちらの本に出会えました。

 

その頃はAudibleはなかったので、中古本を購入しましたが、今だったらAudibleの無料期間に読んでいたと思います。その方が身近に短時間で概念を自分の中に取り入れることができるからです。

それに、不要なものを家新取り除こうとしているときに、あなたに1冊の本を家の中に入れるという行為は矛盾してますものね。 KindleやAudibleでしたら、本が実在しないので、これ以上物が増えないという意味でも、片付けをしている身としては一石二鳥ですね。

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あまりにも面白くて、帰宅してから一気に数時間で読み上げることができました。ページをめくるごとに、新しい価値観が書き込まれて、すぐに実践したくなる片付け術ばかりでした。

 

片付けと言う行動する前に、頭の中を新しい価値観に塗り替えられるような衝撃の1冊でした。

 

こちらの本の内容を語る上で、最も適切な一説を抜粋します。

男は削ぎ落としてこそ際立つ。

女は手放してこそ美しい。

それこそが際立っている男であり、美しい女である。

 

不要な物を見極めて、手放し、現在の自分にとって必要な物(こと)を選び直すことで、今後の人生を心軽やかに生きていくための方法が、簡潔な文章で綴られています。

 

 

物を選び抜く行為=自分との対話

物を選び、抜く際に、必然と自分自身と向き合うことになります。

それは今まで先送りしてきた人にとっては、非常に心苦しい行動と思考の連続です。

ですが、 あなたが家で生活していて、違和感を感じていると言う事は、自分でも先送りをするのはもう限界だなと感じている時期なのかもしれません。

 

家の中を物で溢れているのに、手放せないのはなぜか?

やましたさん曰く、人は、ただの物体に自分の思いを込めすぎているからだと指摘されていて、もっともだと思いました。

 

bsテレビ朝日で、やましたひでこさんの冠番組が毎週放送されています。

番組名「やましたひでこの ウチ断捨離しました」です。私も毎週拝見しています。


www.youtube.com

 

番組を通して他人のお宅を拝見すると、多くの気づきを得られます。

なかでも一番強く感じることは、私にはゴミにしか見えない物でも、本人にとっては宝物のように見えていて、捨てることに躊躇している姿に驚かされることです。

 

「他人のふり見て、我がふり治せ」とはこのことだと、ハッとさせられます。

 

あの番組を見た直後は、私も自分の家に存在し続けている、ゴミのように扱っている物を点検してしまします。そして、すぐさま自分たちが使っていない、ゴミのような物をどんどん捨てています。まさに思い立ったが吉日。

 

毎日ゴミの中に埋もれながら暮らしていると、本人自身もゴミの一部ようになってしまいます。つまり、自分自身の手入れもおろそかになり、臭かったりボロボロの服を着ているのです。

 

新しい概念を自分に取り入れても、 通常はなかなか自分の価値観を変えるのは難しいことです。ですが、断捨離という概念は、不用品を手放すことで思考が後から変わっていく「行動療法」に近いので、比較的簡単に価値観を変えることができます。

 

人間は毎日人生がすり減っていき、死に向かっているわけですが、比較的平和に暮らしていける日本で生活できているのに、ゴミに囲まれながら暮らすなんてまっぴら御免ですよね。

 

過去から今に焦点を移し、今を充実させる。

そうすれば、過去にすがる必要はなくな理、今に集中できます。 不用品に執着してない自分はすがすがしく、 かっこいいものですよ。気分が軽くなるので、自然と前向きな考え方もできます。

 

そう言えば、成功しているビジネスマンや経営者ほど、過去の栄光にすがりついていないイメージがあります。そうしないと企業のイノベーション(新しい技術や革新)などできないからかもしれません。

 

洋服とは、その時代の気をまとっているので、どんどん古い服を捨てて、新しいものに買い替えます。無駄遣いしようと言うわけではなく、本当に着る洋服だけを購入して、季節ごとに数パターンを着て、その服にお役目がなくなったらさっさと手放したほうが良いなと今は考えられるようになりました。

 

貧乏人ほどものをたくさん持つといいます。それは未来における不安から起こる行動らしいです。他人から見たらぼろ布みたいな洋服を何十年と押し入れにしまってるなんて哀れですよね。

 

本当にその洋服を何十年も着たいのだったら、もっと丁寧にケアしているはずだし、頻繁に着用しているはず。だけどただクローゼットに押し込めているなら、それはもうゴミ箱の中に暮らせるようなもの。

 

ヨガの考えから生まれた断捨離

本来、ヨガは体の歪みを整えて、自分から深いを取り除くこと。つまり、自らの行動パターンや心の動きを見つめるための運動です。

 

断捨離は自らの心と向き合い、空間と一緒に心を整えるセルフケアでもあるのです。

 

つまり、思考の詰まり、感情の詰まり、潜在意識の詰まりを取り除いて、人生の流れを滞ららせている人生の詰まりを取り除く行為なのです。

 

断捨離は高度スキル

 

この本をきっかけに、人生のステップアップにつながるきっかけをいただきました。

新しいことに踏み切る時は、不安や違和感を覚えるかもしれませんが、自分の心の中にある違和感の方を大事にして、思い切っていいやと踏み出すことを教えてくれました。

 

こんまり流の片付け術で行き詰まっている方は、ぜひ元祖片付け術のやましたひでこさんの本を読むことをお勧めします。

 

 

でもこの本にも書いてありますが、捨てたくないなら無理をして捨てる必要は無いそうです。そんな時は今は捨てずに気持ちの踏ん切りがつくまで待ってみても良いとの事。

 

ただ、なぜ自分が捨てたくないのかと言う理由を考える事が大事です。

 

捨てたくない理由がわかったら、捨てたくないとこだわっていた自分がばかばかしく感じるようになるかもしれません。いずれにしても、捨てられない自分を責めないこと。

なぜなら断捨離とは能力ではなくて、アスリート並みの高度なスキルだからです。

 

最後に、やました先生の無駄のないアドバイスを1つ。

 

捨てられないものなどこの世にはありません。

捨てるか、捨てないかです。

そしてそれを決めるのは自分自身。

捨てるも捨てないもあなたが自由に決めればいい。