精神的に疲れているときに、これをやれば元気になれる自分専用の方法をいくつか用意しておくと、焦らずに済むような気がします。
私は疲れた時、手軽にできる自己回復の方法をいくつかストックしています。
①好きなドラマをエンドレスで見る。
自分にとって、このドラマを見れば心が落ち着く認定された作品があれば、ハードディスクやストリーミングでストックしておくのがオススメです。
このとき絶対守りたいことがあって、お気に入りの作品だけに没頭するため、YouTubeやTwitter、テレビなど外部の情報を極力取り入れないことです。
まるでその映画やドラマの中の登場人物の1人になったと錯覚できる位まで、自分をいい意味で、そのドラマの中に隔離していくようなイメージです。
そのドラマの中に没入することで、危険なものから守られているような、心の中の安全性を確保できるような感覚になれるように工夫するのが、自分の心を癒すためのポイントです。
私の場合は、映像作品が好きなのですが、漫画やアニメが好きな人はそちらでも全然オッケーです。
自分だけのお気に入り空間(頭の中の)を簡単に取り出せるようなコンテンツがあると心強いですね。
私のお気に入りの作品は、
架空OL日記
鉄オタ道子
1人キャンプで食って寝る。
ブレイキングバッド
Hawaii five-0
シンプソンズ
アメリカンホラーストーリーズ
モダンファミリー
などです。
最近は架空OL日記を繰り返し見ています。
あまりにも何回も見ているので、台詞を覚えてしまいました。
主人公のバカリズムさんが嫌いな上司が同じ話を何回もしてきて、途中から話を「ブラッシュアップしてくる」と同僚に笑いながら話しているセリフがあります。
このブラッシュアップと言うワードが、私の頭の中にしっかり残っていたので、現在日本テレビで放映中の(後1話で最終回)ドラマ「ブラッシュアップライフ」と言うタイトルを聞いた瞬間、バカリズムさんが好きな言葉なんだなと思いました。
②見ているだけで癒されるぬいぐるみを用意しておく。
スヌーピーに出てくる登場人物の1人、ライナスはいつも古い毛布を持ち歩いています。ライナスは男の子ですが、不安な時に、その毛布を手にしていると、心が落ち着くので、手放せないのです。お守り代わりなのかもしれません。
持ち歩かなくてもいいけれど、見ているだけで、心が落ち着いて、ほっとできるような、自分だけの神様、仏様みたいな心の拠り所があると良いのかもしれない。奈良の大仏のぬいぐるみ版とか。
ぬいぐるみは比較的大きいから、持ち歩くのが難しいので、スマ保で写真に撮っておいて、外で疲れた時に眺めるのもいいですね。
私は今までリラックマを何10個も持っていましたが、ある時人形供養に全部出しました。全部といってもお気に入りは2体だけ残しておきました。
それから、だいぶぬいぐるみを買うことを躊躇していたのですが、2023年に入って、とうとう新しいぬいぐるみを追加してしまいました。
東京ディズニーシーの中でだけ販売している(入場した当日のみオンラインで購入することも可能)、ステラルーとリーナベルです。
合計で4体になってしまいましたが、ギリギリぬいぐるみのケアができる状態です。自分的には相撲部屋の女将さんになったような面倒見を要求されている感じです。
他にもムーミン、バレーパークで購入した、ムーミン一家のぬいぐるみもありますが、それはガラス張りの本棚に飾っています。
飾っているだけだと、なんとなく家族の一員という感じはないですね。自分の中では、やっぱり触ったり近くに置いているぬいぐるみの方が、親近感が湧いて感情移入します。
③ハリー・ポッターをAudibleで聴く。
言わずと知れた世界的大ヒットを果たしたイギリスの児童文学小説「ハリーポッター」。
私は、ハリーポッターの小説は全く読まずに、映画から入りました。友達から子供向けとは思えない大人でも楽しめる内容だよと言われ、シリーズ1を見ました。
その後何年も経ってから、テレビでシリーズ2以降が放映されているのを偶然見ました。その時、私は父がなくなってしまい、落ち込んでいる時だったので、両親がいなくても、たくましく生きて主人公のハリーポッターにものすごく共感してしまいました。
ハリー・ポッターはシリーズを追うごとに、どんどんシリアスな展開になり、魔法戦争が起こります。
前半で幼かった子役もすっかり大人になり、いたずら好きな脇役の人たちや、やっと再会した親戚のおじさんもうまた亡くなってしまったりして、ますますハリーポッターに共感してしまいました。
やっぱり映画を見ているだけだと、話の流れが突然変わったりして理解できない部分が出てきます。その部分を今回小説を読むことで納得することができました。よりハリーポッターの世界を鮮明に知ることができて、嬉しいです。
最近では、私は切羽詰まった状態じゃないと紙の本は滅多に読みません。なぜならスマートフォンで基本的に首を下に向ける動作が多い現代において、さらに下を向く作業を増やしたくないからです。本は重いし、上を向くこともできないので首が疲れてしまいますよね。
2022年から、Audibleがサブスク制度になって、ハードカバーの本の1冊の値段で、1ヵ月に自分次第で何十冊も読めるようになりました。
おかげさまで、風間杜夫さんの素晴らしいナレーションで分厚いハリーポッターを何冊も読めるようになりました。大体1週間で2冊のペースで呼んでいます。
森の番人役のハグリッドの映画の吹き替えとそっくりな風間杜夫さんの朗読にびっくりしました。
他の登場人物の声も、風間杜夫さんが演じ分けをして呼んでくれるのですが、ベテラン俳優さんが抱き合って、ものすごく上手です。映画を見た後に小説を読み聞かせてもらうと、映画の映像が頭で広がり、まるで映画を見ているような錯覚に陥ります。
他の小説もAudibleで読んでいるのですが、風間杜夫さんと違って、他の俳優さんが朗読していると、2冊目以降から声がかすれてしまってます。
でも風間さんは3冊目以降も、1冊と変わらないクオリティーですらすらと演じ分けして読んでくださり、まるで声優さんのようで、ほんとに素晴らしい役者さんなのだなと思いました。
児童ファンタジー小説だし、ある程度先の展開がわかっているので、逆に安心して読み進めることができて、精神安定につながります。
ごめんなさい。髪の本では呼んでません。
でも、JKローリングさんが全部書いてたらほんとに凄いと思いました。
村上春樹さんが80年代や90年代に変えていた謎、めいた世界観の小説を、JKローリングさんがさらに上手に歌の世界観を壮大に書いているように感じました。
しかも児童小説なので、村上作品のように唐突な性描写が入ってこないので安心してやめます。
村上作品の不思議な世界観が好きだけど、痛々しい性描写に疲れてしまった人は、ぜひハリー・ポッターを読んでみてはいかがかなと思います。